新しい感覚

新しい感覚が内的に発生している

この感覚はなんだろうか

この感覚は大いなる喜びと それを押さえつける暴力と それへの恐怖の感覚である

なにか本当に途轍もない解放が起ころうとしている感覚である

それはまるで 桜の花がこれから咲こうとするときの木 そのものに内在するざわめきのようなもの

それは つま先立ちをしてバランスをとっている 豊かな愛のようなもの

どこにも安息所を持たないことの途轍もない自由

それは 常に消え 再生する 神聖さ

死んだ者の 途轍もない美しさ

もうすぐ 春がくるからなのだろうか

生きることを やめようとする 恐怖がその中に存在しているのである

いや 生きることをやめるのではない 全ての執着を焼き尽くすこと

それは 一切の懸念を木端微塵に粉砕することである

それは 殻を打ち破る雛のよう それは 私から抜け落ちた

そのとき それは 私ではなくなる それは対象となるのである

傷つくことのできるものが 私から抜け落ちるのである

花の蕾は 花が咲くとき 枯れ 干からびる

花はもう 蕾ではなくなった その干からびた殻は 世界であった

その世界は もう私ではない

しかし 私はその世界が見える

その世界は 自我である

もはや 最初に感じた あの恐怖は去ってしまった

その恐怖は お別れの涙である

もはや恐怖を避け 引きこもるエネルギーがなくなった

恐怖は一つの生き物として 私の面前に現れる

悲しみの受容が 悲しみの終わりである

未分類

Posted by kazuki